床暖房とジョイントマットやコルクマットを併用しても大丈夫か?とご心配ではありませんか。
初期費用のかかる床暖房ですから、既に導入されている人だけでなくやこれから導入を検討されている場合、ジョイントマットとの組み合わせによるリスクについては特に心配ですよね。
心配をクリアにして必要な対策を打つために、ここでは
- 4つの心配事
- 心配事ごとのリスクと対策
を確認していきたいと思います。
心配事を4つに分解
ひとくちに、「ジョイントマットやコルクマットと床暖房を併用しても大丈夫か」といっても、不安要素はいくつか混じっていそうです。 以下の4つに分解してみましたが、当てはまりませんでしょうか。
心配1.床暖房の効果が減る不安… ジョイントマットに覆われることで、床暖房の効果が台無しにならないか。
心配2.ジョイントマット変形の不安… ジョイントマットが床暖房の熱で変形してしまわないか。
心配3.有害物質の不安… 床暖房の熱で人に有害な物質がジョイントマットから発生しないか。
心配4.床暖房故障の不安… 床暖房の熱がジョイントマット下にこもることで、床暖房用フローリングが変形してしまわないか。
心配1.床暖房の効果が減る不安について
熱伝導率の低いジョイントマットには熱を強く跳ね返します。床暖房の効果を弱めないか心配ではありませんか。
結論、問題無し
大丈夫、問題ありません。
理由
というのも、ジョイントマットは、床暖房の「ゆっくりじっくり部屋を暖める」性質と相性が良く、フローリングを保温しつつジョイントマット自体がふっくら芯まで暖まるからです。
また、熱伝導率の低さが幸いして、床暖房の「一度暖まればじんわり暖かさが続く」という長所を損ないません。
心配2.ジョイントマット変形の不安について
高熱にはつよくないクッション素材。床暖房の熱でジョイントマットが変形してしまわないか心配ではありませんか。
結論、製品によって異なる
ジョイントマットの素材も耐熱温度は製品によって異なるため、危険性は商品によって違ってきます。
詳細(見分け方)
見分け方は簡単。「床暖房対応」のものかそうでないかで分かります。
特に「第三者製品検査」を経たものを選ぶ方が安心です。
※参考までに、当サイトが普段おすすめしている「やさしいジョイントマット」「やさしいコルクマット」はそれぞれ、耐熱温度が、70℃と60℃です。 製品検査の結果から言っても、床暖房と併用しても問題ありません。
心配3.有害物質の不安について
床暖房の熱によってジョイントマットからの有害物質(※)が溶け出したり飛散したりしないか心配ではありませんか。
※有害物質…商品によって接着剤や樹脂加工途中で発生するかもしれない
結論、商品によって異なる
有害物質発生の有無や度合いについても製品によって異なるため、危険性は商品によって違ってきます。
詳細(見分け方)
見分け方は簡単。「ノンホルムアルデヒド」のものかそうでないかで分かります。
特に「第三者製品検査」を経たものを選ぶ方が安心です。
※参考までに、当サイトが普段おすすめしている「やさしいジョイントマット」「やさしいコルクマット」はそれぞれ、第三者製品検査を経て「ホルムアルデヒド不検出」の結果が得られています。
心配4.床暖房故障の不安について
たとえジョイントマットが床暖房対応であっても、床暖房やフローリングに不具合を起こさないか心配でではありませんか。
結論、NGの可能性あり
床暖房の仕様によっては「ジョイントマットNG」の可能性があります。
たとえ、ジョイントマット側が「床暖房対応」であっても、床暖房側が「ジョイントマット対応」でないかもしれないという意味です。
ご面倒かもしれませんが、床暖房の取扱説明書を確認していただく必要があります。
床暖房側の耐熱温度や、場合によっては
「床暖房の上にホットカーペットやジョイントマットなどを敷かないよう」
注意が書かれていることがあります。
対策1)床暖房の仕様上「問題あり」の場合は、代わりにホットカーペット
もし問題がある場合は、とても残念ですが、子供の小さい間(ジョイントマットが必要な期間)だけは床暖房を諦めていただき、代わりにホットカーペット(※)をご検討いただくことをおすすめします。
※ホットカーペットの場合は断熱シートを用いると併用しやすいです。
敷く順番は上から、
- ホットカーペットカバー
- ホットカーペット
- 断熱シート
- ジョイントマット
- 床
※断熱シートは100均で売っている薄手(クッション無し)のものがおすすめです。
対策2)床暖房の仕様上「問題ない」場合
床暖房側の耐熱温度に問題が無い場合は特に対策なく、床暖房とジョイントマットを併用できます。
※因みに、赤ちゃんや小さな子供がいる場合は特に、床暖房の温度調整、部屋の換気には気を配っておいた方がいいそうですよ。
つなぎめの少ない『やさしいジョイントマット』おすすめ2タイプ
ジョイントマットを良い状態で長く使うためには、「EVA素材」「大判」「極厚」のジョイントマットを選ばれることをおすすめします。
長い目で見るとその方が経済的にもお得ですよ。
おすすめ1.つなぎ目の少ない『大判ラージサイズ』
柔軟性と弾力性に優れた丈夫なEVA素材を使用しているため、伸びたり縮んだりに強く長持ち。
ズレに強く、すき間にホコリがたまりにくいので衛生的です。
また、品質にこだわり『床暖房対応』かつ『ホルムアルデヒド不検出』ですので、赤ちゃんと暮らすご家庭におすすめです。
色柄展開は、①ナチュラル全4柄、②無地カラー(単色)全9色、③無地カラー(2色)全5組。
▲つなぎ目の少ない『大判ラージサイズジョイントマット』を楽天で見てみる
おすすめ2.つなぎ目のホールド感の強い『極厚(かつ大判)サイズ』
【60×60㎝×厚さ20㎜(コルクマットは45×45㎝×厚さ11㎜)】≪楽天≫
素材や品質は大判ラージと同様、たとえ床暖房を使用しても、ズレに強く長持ち、有毒成分は検出されません。
また、柔らかくて底冷えしないのも極厚タイプの良さ。そして、生活音による近隣とのトラブルも極厚だと安心感が増しますよ。
色柄展開は、①ナチュラル全4柄、②無地カラー(単色)全6色、③コルクマット。
▲つなぎ目のホールド感の強い『極厚(かつ大判)サイズジョイントマット』を楽天で見てみる
まとめ
高価でかつ一度設置したら動かせない床暖房。ジョイントマットと併用しても問題ないか心配事を解決し、うまく活用したいですよね。
安全安心に併用するためには、ジョイントマットが床暖房対応であり、床暖房もジョイントマット対応であることが大切です。
併用したときには温度管理や換気にどうぞお気をつけて。