初めてのジョイントマットやコルクマット。使っているうちに浮いてきて、つなぎ目に隙間があいたり、赤ちゃんでも簡単に取り外せるくらいゆるくなってしまったりしないか心配ではありませんか?
ネット通販などで比較すると値段の差があるため「安いものだともしかして…」と不安になられるのでは。
確かに浮いたりズレたりすると、見た目が悪いだけでなく、ゴミやホコリなどのハウスダストがたまりやすく不衛生ですし、それを放置するとダニやカビが繁殖する原因にもなります。
この記事では、ジョイントマットやコルクマットが浮いてくる4つのパターンのご紹介と、購入前にできることと、実際に敷いてみてもし浮いた場合にできることについて書いていますので是非参考にしてください。
結論
結論からいうと4点です。
1.「EVA」素材のものでかつ「厚手」のものを選んでください。
2.マットの上に家具を置かないように敷いてください。
3.敷き詰めたい場合は壁や家具を避けて切り、詰まってきたら更に切ってください。
4.もし浮いてきたら早めに目立たない場所のパーツ(または予備)と交換してください。
>>>EVA素材についてはこちらを参考にしてください。
>>>厚手のジョイントマットとはどんなもの?
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>>>切り方はこちらを参考にしてください。
浮いたりズレたりする4つのパターン
ジョイントマットやコルクマットが浮いたりズレたりするのは主に次の4つのパターンです。
- 温度や湿度によって膨張(または収縮)しやすい素材を選んでしまった
- 人がマット上で生活することによる経年の伸び
- 家具をマットの上に置いたことによる局所的な伸び
- 吸引力の強い掃除機に代えたことによる一時的な浮き
1.温度や湿度によって膨張(または収縮)しやすい素材を選んでしまった
EVA製ではなく、PE製のものを選んでしまうと、温度や湿度による影響を受けて膨張(または収縮)しやすいです。
例えば、夏の間に膨張して何か所かが浮いてきて冬になっても元に戻らないという現象がよくあるようです。
ジョイントマットの素材は、
- PE(ポリエチレン)という「防水性」「耐油性」「防寒性」「絶縁性」「耐アルコール性」に優れた素材
- EVA(エチレンビニルアセタートコポリマー)という、PEに対してゴム弾性(引張強度)を高めた素材
- その混合したもの
のどれかでできていることがほとんどです。
そしてコルクマットは、ジョイントマットの表面を薄い天然コルク地で覆ったものです。
PEはEVAに比べて伸びたり縮んだりしたりしたあとに戻る力が弱いのです。
PE素材の製品の中には、”一定期間(約3か月)使用した後には寸法変化が生じてその状態で新しいマットを継ぎ足すとすき間が出来る事は実際ある” との注意が表記されていることも。
<対策>
今では、EVA素材のものも割合が多くなってきています。 お買い求めになるときに原材料名をチェックしPEではなくEVAのものを選んでください。
ジョイントマットやコルクマットの安心安全素材はEVAと天然コルク
2.人がマット上で生活することによる経年の伸び
ジョイントマットやコルクマットの上では、赤ちゃんや小さい子供を中心に人が生活しますので表面からの下方向への圧力がかかります。
そのため、期間が経てば自然と水平方向にジョイントマットやコルクマットは伸びます。
どうしても座る場所や立つ場所って決まってくるので、何か所かが浮いてくることがあります。
また、部屋の隅々までキッチリ敷き詰めた場合は、壁が行き止まりになって浮いてくることがあります。
<対策>
まず購入時には、EVAを選ぶことで伸びが穏やかになります。
もし何か所か浮いてきたら、予備パーツへの交換をおすすめしますが、目立たない箇所のパーツとローテーションしてもいいですよ。
浮きやズレは放置すると加速しますし、また、大きく変形してしまってからだと他のパーツとつなげなくなることもあるようですので、早めに交換してください。
そして隅々までキッチリ敷き詰める場合には、サイドパーツはもったいないのでおすすめしません。
最初からちょうどにカットし、壁際が窮屈になるたびに更にカットしてください。
ジャストサイズと切り口が気持ちいい 切り方と角を丸くする手順
3.家具をマットの上に置いたことによる局所的な伸び
ジョイントマットやコルクマットの上に家具を乗たくなる場合があると思います。
- ジョイントマットやコルクマットを敷いた後に家具が増えた。
- おもちゃが増えたのでカラーボックスで立体収納したい。
- 防音防寒を兼ねて学習机やイスの下に敷きたい。
重みによる力のかかり方が偏って局所的な圧迫が掛かると、つなぎ目が浮くことがあります。
<対策>
まず、家具を乗せないようにしてください。家具を避けてジョイントマットやコルクマットをカットすることをおすすめします。
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局所的な伸びについては、予備パーツへの交換または、目立たない箇所のパーツとローテーションがおすすめです。
交換の前にやれることがあるとすれば、浮いた部分に重石(厚くて平たい本など)を暫く乗せておくこと。それで改善するか一度見てみるのもいいかもしれせん。
4.吸引力の強い掃除機に代えたことによる一時的な浮き
ジョイントマットやコルクマットはつなぎ目にゴミが入り込むことがありますので、普段の掃除方法は拭き掃除よりは掃除機で吸う方が適しています。
ただ最近では吸引力の強い掃除機が主流になってきましたので、掃除機を代えたら掃除機にくっついて浮いてしまい、つなぎ目が外れる、そしてそれを繰り返すとつなぎ目がゆるくなるということもあるようです。
<対策>
掃除機のノズルをブラシ付きのものに取り替えて使うことをおすすめします。
ブラシのところから空気が抜けるのでくっつきづらくなりますし、そして、つなぎ目に入り込んだゴミやホコリなどのハウスダストを取り除きやすくなります。
他には、大判のものを選ぶと足で浮きを押さえやすくなりますし、極厚のものを選ぶとつなぎ目の摩擦が高くて外れにくくなりますよ。
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まとめ
浮きやズレ防止は最初が肝心です。 少し隙間ができはじめると浮きやズレは加速します。
見た目や衛生面でコンディションを保ち、かつジョイントマットやコルクマットの寿命を長持ちさせるためにも、早い段階からの対策が大切です。
まず購入時にEVA・大判・厚手を選び、次に敷く時点で家具を避けてカットします。もし浮いてきたら早めの交換をおすすめします。