「ジョイントマットやコルクマットの上に家具を置いてもいいか」といった質問を受けることがあります。今回はその目的の確認と問題点についてご紹介していきたいと思います。
結論としては、問題はないのですが、注意点がありますので挙げていきたいと思います。
ジョイントマットの上に家具を置く目的
ジョイントマットの上に家具を置く目的は主に次のようなことではないでしょうか。
・広い範囲に敷いた方が部屋が広く見える。
・家具を避けてピッタリ敷こうとすると、カットが上手くいくか心配、そもそもカットするのが嫌、家具の扉が開かないと困る。
・ジョイントマットを敷いた後に家具が増えたが今更マットをカットするのは面倒くさい。
・賃貸の間、子供が大きくなるまでの間、床に傷が付くのを予防をしたい。
・学習机と学習椅子のセット。
重い机とよく動く椅子で床を傷つけたくない。
上の例はどれをとっても効果があると思いますし、口コミを読んでいてもジョイントマットの上に家具を置かれているケースは多いです。
基本的には、問題ないのですが、念のためデメリットと注意点だけ挙げておきます。
ご想像の範囲は出ませんが、事前に全体把握できる一助になればと思いご紹介していきたいと思います。
注意点
家具は沈みます。
家具が床に接する部分は、家具によって異なります。
・点で支える(四つ脚テーブル等)
・線で支える(カラーボックスを立てて使う等)
・面で支える(カラーボックスを倒して使う等)
そして、沈む度合いは当然、点>線>面、の順番になります。
(注意1)沈む度合いが高いとインテリアデザイン的に見た目に影響する
(対処1)スポンジのようなフワフワしたものは避けた方がいいかも。
(注意2)ジョイントマットは一度沈むと跡が付き戻りにくい性質をもつ
(対処2)模様替えの時にはパーツの取り換えを覚悟した方がいいかも。
(注意3)つなぎ目が浮き、つなぎ目にゴミ・ホコリ、ハウスダストがたまりやすくなる。
(対処3-1)こまめな掃除が必要です。
(対処3-2)大判のジョイントマットを選択することでつなぎ目が浮きにくくなるのであれば予めシミュレーションする価値があるかも。
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地震対策が別に必要です
(注意4)ジョイントマットを家具の下に敷いても全く地震対策にはならない
ジョイントマットはいくらクッション性を売りにしているいっても、地震の衝撃には全く及びません。
(対処4)家具を壁に固定するか、専用の突っ張り棒で天井と密着させるなどの対策が必要です。 背の高い家具の場合は特にご注意ください。
ジョイントマットの下の掃除が大変です
(注意5)ジョイントマットの上に置く家具の数量や重さにもよるとは思いますが、ジョイントマットの下を掃除する時には家具を除けて、ジョイントマットを外して、、、とそれなりの労力がかかると思います。
(対処5)ひとくちに「ジョイントマットの下の掃除」といっても、家族の動線の下と、家具の下では、必要な掃除の頻度は変えていいと思います。
その頻度を分けることができるのがジョイントマットの利点の一つだと思います。
参考>使用方法別お手入れ(吸う・拭く・洗う・干す)掃除のやり方
まとめ
地震対策、掃除の手間を掛けて頂く必要はありますが、家具をジョイントマットやコルクマットの上に置いても問題さそうです。 掃除の手間については大判のものを選ぶと大きく減るのではないでしょうか。