脱衣所、洗面所に、ジョイントマットやコルクマットを敷いても大丈夫かお悩みではないですか。
あなたがもし脱衣所や洗面所に敷くことをお考えなら、
「目的」は
- 冬場の足元の寒さ対策でしょうか?
- バスマットの代わりでしょうか?
「心配」があるとすれば
- 水回り特有の「湿気」や「水気」
- 「掃除」はどうしたらいい?
- ジョイントマット・コルクマットどっち?
といったことではないでしょうか。
脱衣所や洗面所の床にジョイントマットやコルクマットを敷いたときのメリット・デメリットを通して
- ジョイントマットはどう役立つのか
- 逆に役に立たないのはどの点か
- カビリスクはどう乗り切るべきか
- 選び方・敷き方
についてご紹介していきたいと思います。
脱衣所や洗面所にジョイントマットやコルクマットを敷くメリット
結論
ジョイントマットやコルクマットは、
- 熱伝導性が低いため、脱衣所・洗面所の足元の寒さを和らげてる。
- 「寒さ対策に有効」とはいえヒートショックの予防まではしてくれない。
- 「撥水性が高い」ため、バスマット代わりにはならない。
- 反面、濡れても「拭取り簡単」
- 「大判サイズの一列敷き」で時短でキレイが持続。
というのが、まず結論です。
冬に「脱衣所」で服を脱ぐときの「足元の寒さ」
冬の暖房は家族の集まるリビングやダイニングが寒くならないように部屋を閉め切りますよね。
そのため、脱衣所がなかなか暖まりません。
「暖かいリビング」と「暖かいお風呂」の谷間に「寒い脱衣所」がありますので、お風呂に入るときも出るときも辛いですよね。
とりわけ冬場は、足元の床が底冷えしていることがありますので足から体温を奪われます。
ジョイントマットやコルクマットなら、断熱性が高いので足元のヒヤッとを和らげてくれます。
マット自体が発熱しているわけではないのですが、足から床方向に体温が奪われる「温度の流れ」が緩やかになるわけです。
「ヒートショック予防」には別の対策を打つ必要がある
※注意:家の中の気温差は「ヒートショック」のリスクに繋がります。
ジョイントマットやコルクマットは、足元のヒヤッと感を和らげてくれるだけで、ヒートショックのリスクを解決してくれません。
ヒートショック予防方法(1)
脱衣所は他の部屋から暖房が届くようにするか、個別に暖房をつけるなど、暖めておくことが重要です。
ヒートショックは、急激に体が冷えて血圧が上がることで心筋梗塞や脳卒中などの病気が引き起こされる現象ですので一番の危険なのは高齢者です。
というのも、高齢者は血管が柔軟性を失って硬くなってしまっていて、血圧が上昇したときに血管が破れてしまうためです。
若い人でも、高血圧、糖尿病、高脂血症を患っていたり、喫煙や飲酒の愛好者はリスクが高くなりますので注意が必要です。
ヒートショック予防方法(2)
お風呂のお湯の温度を40℃以下に設定した上で、入浴前に掛け湯を入念に行うことで急激に体温が変化しないようにすることも重要です。
というのも、脱衣所から湯船に入る場合も、寒いところから熱いところに入ることになるため、同様にヒートショックの危険が高まるからです。
バスマット代わりには不適
一方、ジョイントマットもコルクマットもバスマットには向きません。
汚れたらすぐに拭き取れるよう撥水性が高くなっているためです。
コルクマットであれば天然のコルクには少しは調湿力があるのですが、それでもコルクの厚さは1~2㎜ですので湯上り直後の水滴の量をカバーすることは期待しない方が間違いないでしょう。
そのため、もし湯上り場に敷くなら、吸水力のあるマットを別に用意し、ジョイントマットかコルクマットの上に重ねて使用します。
冬の「洗面所」での朝支度の「足元の寒さ」
「脱衣所」と同様、ジョイントマットやコルクマットは「足元の寒さ」対策になります。
歯を磨いたりヘアスタイルのお手入れなど、洗面台の前にいる時間は意外に短くはないものです。
ドライヤーを当てている頭は暖かいし、お湯で洗っていれば手も温かいのですが、足下からだけは抜けるように体温を奪われる気がしませんでしょうか。
こちらも、ジョイントマットやコルクマットは、断熱性が高いので、その足元のヒヤッとを和らげてくれる事が期待できます。
デメリットと注意点
ジョイントマットやコルクマット自体は撥水性が高いため表面は水分や湿気に強いです。
水分を含む汚れがついたら簡単に拭き取ることができます(コルクマットは早めをおすすめします)。
ただ、問題はつなぎ目です。
水分や湿気がつなぎ目からマットの裏側に流れ込んだとき、それを放置するとカビが発生することがあります。
脱衣所や洗面所の「水気と湿気」事情
こんなことってありませんか?
- 顔を洗った時に水がこぼれる
- お風呂から出たらしずくが飛び散る
- 身体を拭いて湿ったタオルが置きっ放し
- 風呂上りに足を充分に拭かずに歩きだす
- 風呂場で漂白したタオルを洗濯機に運ぶ
- 風呂場で洗った靴をベランダへ運ぶ
あまり濡らさない気がしたとしても、挙げてみると足元を濡らすシーンは意外と多いものですね。
でも、拭いて、干して、洗えば、大丈夫です。
カビ発生リスクは、拭かずに、そして乾かさずに、放置した時に起こります。
お手入れは3ステップ
ステップ1.濡れたら拭き取りましょう。
ステップ2.こまめに立てて掛けて、干して乾かしましょう。
「濡れるたびに乾かす」「濡れなければ乾かさない」というよりも、以下のような習慣を作ってしまう方が快適です。
・おすすめの習慣(1)
夜、家族で一番最後に寝る人が毎晩立てかける
・おすすめの習慣(2)
朝、家族で一番最後に家を出発する人が毎朝立てかける
ステップ3.「べとっ」とした汚れ(※)がついたら取り外して洗いましょう。
また、定期的にお風呂場で洗ってしまうのも気持ちがいいと思います。
※「べどっ」とした汚れとは、歯磨き粉や整髪料、毛染め液などが挙げられます。洗っても取れない場合は部分取替ができるのもジョイント式マットのメリットです。
ジョイントマットやコルクマットの敷き方
見た目をスッキリさせることだけを考えると、脱衣所や洗面所の全面にジャストサイズで敷きたいところです。
でもそれだと、日々干す(立てかける)習慣が億劫になりそうです。
また、掃除機を掛けるときや洗うときには分解と再設置が面倒かもしれません。
見た目よりも便利さを優先して「脱衣所用」「洗面所用」と分けてそれぞれ直線的な形(キッチンマットのような)に一列に敷くのが結果的には快適かと思います。
なお、パーツが大判※のものを選ぶとつなぎ目の量を減らすことができます。
※正方形のパーツの一辺の長さが
- レギュラー:約30cm
- 大判:45cmや60cm
です。
つなぎ目の量が減るとその分、マット裏に水分が回り込みにくくお掃除が楽で時短になりますよ。
色や柄のおすすめTOP3
おすすめ1位.コルクマット
「やさしいコルクマット」特につなぎ目が少ない極厚ラージ(45×45㎝)をおすすめします。
表面は天然素材のコルクですので、触り心地がサラサラ。
裏面は柔軟性と弾力性に優れた丈夫なEVA素材を使っているため、伸び縮みに強く、他の素材で作られたコルクマットに比べて長持ちします。
劣化が遅い分、ズレに強く、すき間にホコリがたまりにくいので衛生的です。
おすすめ2位.ジョイントマット【ホワイト】
洗面所や脱衣所の床には毛髪が落ちることが多くありませんか。
落ちた毛髪の色が分かりやすいよう明るい色がおすすめです。
汚れにもすぐ気づきますので、その時にはお風呂でサッと洗い流しましょう。
「やさしいジョイントマット」は、素材全体が、柔軟性と弾力性に優れた丈夫なEVA素材を使っているため、伸び縮みに強く長持ちします。
劣化が遅い分、ズレに強く、すき間にホコリがたまりにくいので衛生的です。
特に、つなぎ目の少ない大判ラージサイズ(60×60㎝)がおすすめ。
おすすめ3位.ジョイントマット【ベージュ】
ベージュは一見地味に見えますが、いざ敷いてみると部屋になじみやすい色です。
ホワイトと同様、落ちた毛髪の色が分かりやすい明るい色でもあります。
素材もホワイトと同様に、柔軟性と弾力性に優れた丈夫なEVA素材ですので、すき間にホコリがたまりにくくて長持ち。
こちらも、つなぎ目の少ない大判ラージサイズ(60×60㎝)がおすすめ。
まとめ
暖房の届きにくい脱衣所や洗面所の足下の寒さ対策としてジョイントマットやコルクマットは有効。
但しヒートショックのリスクの高い家族がいらっしゃる場合は、ジョイントマットやコルクマットは解決してくれませんので別途の対策が必要です。
また、清潔で快適に暮らすためには、濡れても濡れなくても毎日その場に干す習慣を付けることをおすすめします。
毎日干すためにも「脱衣所」「洗面所」それぞれに「直線一列」の形に敷くのが理想です。「大判サイズ」の方がつなぎ目が少なくて後悔しませんよ。
色柄は、足の肌ざわりのいいコルクマットか、落ちた毛髪を判別しやすい明るめの単色が、おすすめです。
もし、キッチンにも同じ柄を使うと予備パーツを共有できて無駄が減っていいかもしれませんね。