賃貸の部屋の床にジョイントマットやコルクマットを敷く目的

ジョイントマットの選び方
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賃貸の部屋にお住まいで、ジョイントマットやコルクマットを検討されていませんか。

確かに、ジョイントマットやコルクマットのユーザーさんの口コミを読んでいくと、賃貸の部屋にマットを敷かれているケースが多いことに気付きます。

賃貸の部屋にジョイントマットやコルクマットはどのように活用されているのかを参考に、整理して紹介していきたいと思います。

賃貸の床に敷く事例

防音対策

賃貸の部屋は家賃の面で競争力を強くするために、一般的には建物は最低限の構造になっています。

その分、生活音が階下に響きやすいとの理由で、ジョイントマットやコルクマットは、小さい子供がいるご家庭では利用されているようです。

赤ちゃんがつかまり立ちをするまでには、膝をついたり、転んだり、頭をぶつけたりします。

 

赤ちゃんも含めて子供が小さいうちは、おもちゃを床に引きずったり、落としたり、投げつけたりは日常茶飯事です。

 

子供は走りますし飛び跳ねます。

そして、歩いているときでさえ、かかとで歩きますので、コンコンと響きます。

 

また、大人は子供に触らせてはいけないものをテーブルの上にたくさん置くものだからテーブルから床に落とすことも。

参考>ジョイントマットの防音効果を高める小さな子供のいる生活の工夫3つ

 

また、部屋で筋トレや簡単なフィットネスをする場合、特にエアロバイクなどを使われる場合も響く事があるそうです。

参考>ジョイントマットで「自宅フィットネス・トレーニング」に向く床作り

 

階下から苦情が出てから対象方法を考えてジョイントマットに行きついた方もいらっしゃれば、「苦情が出てからだと住みにくくなる」と先手を打った方もいらっしゃいます。

先手といえば、少なくとも、隣人に出会った時には「生活音が響いていないか、響いたら遠慮なく伝えてほしい」といった配慮の言葉でご挨拶しておくことが大切です。

 

そして言葉だけでなく、物理的な対処をしておくことが集合住宅でお互いが快適に暮らすために大切ですね。

賃貸でもありますしお金もかかりますので大々的な工事は当然できませんが、自分ができることとして、床にクッションとなるジョイントマットを敷くことは、生活音の出やすい方にはおすすめです。

 

参考>マッサージチェアの下に敷くジョイントマットは防音や傷防止に有効か

 

傷防止

賃貸の部屋の場合、退出時に「経年劣化」以上の傷を付けた場合には、修繕費用を請求されることがあります。

経年劣化の場合は責任を問われないという事例が主流ではあるものの、実際には「経年劣化」の定義も曖昧なところがあります。 また、引越の時に争議する時間もないことが多いものです。

普段から、出来るだけ傷をつけないよう用心されている方が多いようです。

そのため、傷がつく可能性がある場所には、最初からジョイントマットを敷く、ということは1つのやり方だと思います。

 

傷かくしや段差解消

「傷かくし」といっても、「自分でつけた傷を隠す」という意味ではありません。

入居前から元々ついていた傷のことです。

 

賃貸に限らず、住む家を決めるときはたくさんの基準があり迷いますよね。

部屋の間取りや広さ日当たり、築年数など直接的な基準だけでなく、住む地域、駅からの距離、学校からの距離、周辺施設、車の往来。。。

何かを優先すると何かを妥協しなければなりません。

賃貸の場合、

「床だけは気に入らない。かといって、自分で修繕するわけには行かない。」

ということが起こりうるのではないでしょうか。

例えば、

・フローリング調のビニールが剥げている。浮き上がっている。

・裸足で歩くときになんかベタベタする気がする。

・和室と洋室の段差が大きい(和室が畳の厚さ分、洋室よりも高い)。

といった例があるようです。

こんなとき、手軽に対応するのに、ジョイントマットやコルクマットがおすすめです。

 

但し、ジョイントマットやコルクマットも見た目のデザインが特段いいものではありません。

少なくとも、つなげた後の周囲の、つまり縁(ヘリ・フチ)のギザギザ(凹凸)については、サイドバーツがあればサイドパーツを付けるか、思い切ってカットしてしまうか、お部屋に少しでもマッチするような工夫をオススメします。

ジョイントマットもコルクマットも柔らかい素材です。

サイドパーツは追加コストがかかりますし、寸法合わせの自由度の面からも個人的にはカットしてしまう方がおすすめです。

参考>サイドパーツの選び方

参考>ジャストサイズと切り口が気持ちいい 切り方と角を丸くする手順

 

カビやダニの繁殖に注意

賃貸に多い「高密度でありながら壁や窓が薄い」といった構造は、結露が出やすいです。

 

水分や湿気のある場所にジョイントマットやコルクマットを敷く場合、マットは耐水性ですので水分や湿気を吸い取りませんのでそれ自体はカビに強いです。

しかしながら、水分や湿気を押し返す分、湿った布団、座布団、コタツ布団、ラグ、結露した床など、つまり接しているものにカビやダニが繁殖するリスクがあります。

 

「冬の窓に結露が多いな」と感じたなら、湿気の多い環境です。

マットを敷く場合には、換気・除湿・陰干しなど、定期的なお掃除をされることをおすすめします。

参考>ジョイントマットの掃除(吸う・拭く・洗う・干す)使用方法別やり方

 

まとめ

賃貸の部屋に住んでいる方は、将来の引越を前提にされている方が多いと思います。

就職や転勤などによる生活の場が変わったり、結婚や出産、子供の独立など一緒に住む人数が変わることもありますものね。

防音対策にしても、傷防止にしても、傷かくしや段差解消にしても、数年間しか住まないかもしれないことを前提に考えた時、問題を対症療法的に手軽に解決することになります。

そういった意味では、手軽なジョイントマットやコルクマットは向いていると思います。

一方、あわせて湿気の出やすい環境であれば、掃除・換気・除湿のケアが必要です。