カビを発生させやすいジョイントマットやコルクマットの使い方と対策

ジョイントマットの使い方
スポンサーリンク

ジョイントマットやコルクマットを使っていったとき、もしダメージがあるとすれば、

汚れる、破れる、剥げる、凹む、伸びる、縮む、つなぎ目が合わなくなる

といった直接的な劣化が挙げられますが、他にも、

 

「床にカビを繁殖させる原因になってそのカビがマットについてしまう」

 

という間接的なものがあります。

今回はそうなってしまう事例と予防方法についてご紹介していきたいと思います。

 

ジョイントマットやコルクマットのメイン素材はEVA

EVAは撥水性が強いため、汚れたときに拭き取ることができたり、汚れがひどいときにはお風呂で洗うこともできます。

そのメリットが裏目にでることがあります。

それは、ジョイントマットやコルクマットは湿気のある他のものと一緒に置いたときに、湿気の逃げ場をさえぎってしまいやすいということでもあります。

参考>素材はEVAコルク ジョイントマットやコルクマットの安全安心とは

 

カビに気を付けたい生活シーン

既にジョイントマットやコルクマットをお使いのユーザーの口コミから探しに行きました。

私たちの暮らしの中で、ジョイントマットやコルクマットを利用した時にカビを繁殖させやすいシーンを挙げると次の3つが見つかりました。

例1)ジョイントマットの上に「布団」を敷いて寝ているとき

例2)ジョイントマット上に敷いた「コタツ布団」「ラグ」等にこぼして放置したとき

例3)キッチン・洗面所・脱衣所など水回りで活用しているとき

 

例1)ジョイントマットの上に「布団」を敷いて寝ているとき

フローリングの上に布団を敷いて寝ると、硬くて痛かったり、床の冷たさが辛かったり、その対策としてジョイントマットの上に布団を敷いて寝るのは確かに妙案かと思います。

「硬いのが問題であれば敷布団の薄い夏場」だけ

「冷たいのが問題であれば底冷えのする冬場」だけ

と季節限定のニーズでしたらなおさら、コンパクトに片づけたり広げたりがしやすいジョイントマットが適しているかもしれませんね。

 

ただ、一晩寝るとコップ一杯の汗をかくと言われます。

汗は布団が吸って、一部は上から渇き、一部は下に沈んでいきます。

仮に、布団のすぐ下が畳や無垢の木であれば畳や木が水分を一旦吸って後に吐き出してくれます。

 

ところがジョイントマットは水分を引き受けてくれないため、布団との間にカビが発生しやすくなります。

 

口コミのケースでは布団を昼間も敷いたままにされていた(万年床の)ケースでした。

頻繁に(できれば毎日)布団をたたみ、また、布団をマメに干すことをオススメします。

参考>ジョイントマットの上に布団を敷くときのジョイントマットの選び方

 

例2)ジョイントマット上に敷いた「コタツ布団」「ラグ」等に水分をこぼして放置したとき

コタツの熱効率アップや座り心地の改善のためにコタツ布団の下に敷かれるのも(温度管理の工夫をしている前提で)妙案かと思います。

参考>コタツにジョイントマットを敷くときの注意事項と有効利用のご提案

参考>コタツテーブルの真下だけジョイントマットを取り外すなら寸法に注意

 

リビングにジョイントマットを敷いた場合、その上でオムツを替えるお母さんは多いと思います。

赤ちゃんの安心のためにも汚れ予防のためにキルトラグやバスタオルなどの柔らかい布は近くに置いてあるものですよね。

コタツにいても赤ちゃんのお世話をしていても、どうしても水気のものをこぼしてしまうことがあります。

この場合も、ジョイントマットは撥水性が高いため、水分を受け止めてくれませんので、その場合は面倒ですが、濡れたコタツ布団や布を一度きちんと乾かしてからもとに戻すことが必要になってきます。

参考>コルクマットの防水・撥水・耐水 利用シーン毎のメリットと影響

 

例3)キッチン・洗面所・脱衣所など水回りで活用しているとき

冬になると、キッチン・洗面所・脱衣所は、暖房が十分に行き渡らず、寒いものです。

中でもキッチンは立ち仕事になりますので足の裏や膝や腰が痛くなりがちです。

その対策としてもジョイントマットやコルクマットは活躍してくれます。

 

ただし、キッチンも洗面所も脱衣所も水回りの近くにある場所です。

たとえ気を付けていても水がこぼれるのは日常茶飯事でしょう。

ジョイント(つなぎ目)のすき間にも水が流れ込むことも多いと思います。

水分の回り込んだつなぎ目だけを取り外して、ティッシュなどで水分をふき取って干すとカビが生えにくくなると思います。

とはいえ、実際問題として、労力も大きいと思いますので、他の案としては、

(1)つなぎ目の少ない大判のジョイントマットを選ぶ

30×30cm(普通判)に比べて、60×60cm(大判)はつなぎ目の長さの合計は半分以下になります。

(2)カビが出たら思い切って取り換える

カビの出た部分だけを取り換えられるのはジョイントマットならではの経済性ですね。

この場合は、逆に大判よりも普通判の方がより経済的かもしれません。

少しでも長持ちさせるコツとして、日々の習慣として、使わない時には「こまめに立てかけて乾かす」ことが簡単でありかつ効果的です。

参考>キッチンマットの代わりにコルクマットってどうなの?選び方と使い方

参考>ジョイントマットを脱衣所や洗面所に敷くことのメリットとデメリット

参考>ジョイントマットとコルクマットの寿命 取り替え時と長持の工夫8つ

 

まとめ

カビが繁殖する要因の1つは湿気。

ジョイントマットやコルクマットは「撥水性」ことはメリットでありデメリット。

拭取りが簡単で渇きが早いことは利点だが、付近の布や生地が濡れた時にむしろ、湿気や水分の逃げ場を防いでしまうという弱点があります。

また、湿気の多い場所で使う場合には、「ジョイントマットやコルクマットをこまめに立てかける」「つなぎ目を減らすために大判を選ぶ」「最初からマットの部分交換を覚悟してしまう」がおすすめです。